(略)タンス「タンスの角に小指をぶつける不慮の事故撲滅協会北海道営業所」、略して(略)タンス。

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存在意義について
数年前、というか大学に入った頃には既にそうだったのですが、私は家の固定電話が鳴っても絶対に出ません。全く出ません。切ることもしません。鳴るがままに任せます。そして鳴り止むのをただただ待ちます。

どんなにけたたましくトランペットの音を鳴ろうとも。
どんなにけたたましくベルの音が鳴り続けようとも。
どんなにけたたましく鶏の鳴き声が家中に木霊しようとも。
あ、呼び出し音が変えられる機種なんです。鶏の頃が一番ツボだった。

高校生の時までは通信の添削の勉強の担任から週1で電話(心の中でハイパー地獄タイムと呼んでいた)(兎に角他人と話すのが苦痛なのにでも人と繋がってたかった思春期)があったので渋々出ましたが、大学受験も終わってそれもなくなり、中学卒業間際に不意に与えられた携帯電話の使い方も機種は幾度か変われども慣れてきたのもあり、固定電話の存在意義が私の中で確実になくなっていったのです。

だって必要ならば留守電に何か残るでしょう?
そして私個人に用があるなら携帯に着信があるでしょう。
訃報などなら両親の携帯に直接報せが入るでしょう。
兎に角、私にとって要らないようで要る箱であるそれの存在は日常の中でどこか当たり前のように存在しながらも、至極無視して然るべき存在として認識されていたのもまた事実でした。


で、何でそんな話を急にし始めたのかと言うとですね、今さっき電話をかける必要があったので気まぐれで携帯からではなく固定電話の受話器を取ってみたんですよ。
ボタンを押す感じとか、多分数ヶ月振り。
時々必要に駆られて固定電話からかけるために触ることはあっても、受けることには使わなかったので、月単位(酷いと年単位)で触らない手触り。当たり前のように慣れない、異質な質感と温度。

が、しかし。電話が繋がらないのです。
何度リダイヤルしても繋がらないのです。
インターネットは繋がります。今日も元気にネット中毒してますから。
でもですね、電話が繋がらないのです。
【コードが外れています】そうディスプレイには表示されますが、だって私、インターネット出来てるし。受信はするし。ってか毎日変なところから電話とかFAXが来てるし。(電話をかけないのでナンバーディスプレイは解約した)(そしてFAXは壊れてるので受信が出来ない)(見知らぬ相手にそのことを知らせたいがどうすることも出来ないまま、もう2年経過している)



あの白い、電話帳ぐらいのプラスチックの箱の存在意義が見出せなくて、寧ろ疎ましさすら感じてたはずなのに、いざそれがその役目を終えようとしているかもしれぬという場面に出くわすと、どうしていいものかわからなくて、受話器を持ったまま、【受話器が上がっています】という警告表示と音を頭のどこか端っこで薄ぼんやりと理解しながらも暫く立ちつくしてしまいました。







何も考えないで打つとこういう文章を書きます、という例示。
今月もゆるやかにー不真面目にー。あ、西尾維新の新刊が読みたい。
| 15:29 | 日記 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by n |
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